写真の右の建物が、「林檎の庭」の西側に位置する 「直会殿(なおらいでん)」で、軒に「釣燈籠」吊り下がっています。春日大社には、これらの「釣燈籠」も1千基在り、「石燈籠」と合わせて約3千基近くの「燈籠」が、毎年2月の節分と、8月14・15日の両日「万燈籠」に点灯され、写真の左下を流れている溝の様な「御手洗川」に照り映えます。なお、「御手洗川」は、鎌倉時代に春日山から流れる浄水を廻廊の内に引き入れ、昔は参拝者がそこで手を洗いました。 また、写真の左側に見える朱色の軒は「西の回廊」の庇ですが、「直会殿」の南側には摂関近衛家の献木で樹齢約700年の「砂すりの藤」も植わっています。